いままでに考えてきたことをまとめながら、なんとか着地点を探して、一端外に出てみました。
まず、研究の動機となっているのは、「人はみな違う風景を見ているのではないか」という疑問です。 そして、この考えをもとに去年インスタレーションも行ったりしました。前回の合同ゼミで指摘されたように、この問いは、動機でもあり結論でもあると思います。 今知りたいのは具体的にどういった違いがあるのか。 ハンマースホイの絵画が”経験的風景”を描いていることは自分の中では確信していて(その他多くの画家のように)、でも論文として客観的に分析しようとするとかなり難しいことがわかった。 もう一度研究の対象を絞りなおそうと思い、友人の紹介もあって、丸五市場とその周辺を探索してみました。 少し前に廃墟について考えていて、研究の対象にしようとも思いました。というのも廃墟にはさまざまな痕跡があり、その建物を利用した人たちの経験を共有させる場所だと考えたからです。 この市場の場合、大部分のシャッターは下りていて、廃墟的な場所もありつつ、でも逆に人々の生活は強く息づいている。 例えば、ここで生活する人たちに、それぞれの丸五市場の歴史(記憶)を聞いて、そこからそれぞれの丸五市場の見方の違いと、逆にみなが共有するこの場所の魅力の手掛かり(場所の力)のようなものが見つけ出せたら面白いかなとかとか考えてます・・・
by hanadalab-soturon
| 2010-06-17 21:30
| 2010年度卒論ゼミ
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