このブログは、神戸芸術工科大学/環境・建築デザイン学科/花田研究室の卒業研究や修士研究の議論の場にしたいと思い開設しました。しかしコメントの書き込みはどなたでも自由です。ぜひご意見、アドバイス、よろしくお願いします。
また、他の研究室の諸君でも記事を書きたい人がいたら大歓迎です。IDとパスワードは、私かゼミ生にお尋ねください。(花田) #
by hanadalab-soturon
| 2011-03-31 23:59
| 2010年度卒論ゼミ
花田先生ありがとうございます。
岡田昌彰さんと青木淳さんの資料をさっと呼んでみました。 岡田さんの方は大きいスケールのものをピックアップし、形や構成•形態などの特異性から「芸術との関係性の中でのテクノスケープ」の在り方を探るというものでした。 それに比べ青木淳さんの資料ではまだ深い位置まで読み込めていませんが、、 (少し分かりにくいところもあり、、) 僕の解釈ですが岡田さんと比べると青木淳さんの見方には「建築設計からみたテクノスケープ」という感じを受けました。 ある時は全体を意識しながら、小さな部分に目を向けられているような感じを受けました。 それを踏まえ今梗概を製作中です。(遠藤研究室は30日しかはんこが貰えません。) 研究の方法としてはまず景観•風景をスケール別に分類し静止画にて記録すると共に、場所の特性についての記述を行う。その時のスケールは[1m×1m][10m×10m][100m×100m][1km×1km][10km×10km]の5つのレイヤーに分類する。次に景観•風景の構成要素を[素材][高低差][影][形態][背景]の5つのカテゴリーに分類する。そして、スケールごとに構成要素によっての比較検証を行います。といったところです。 今度は図等を載せて説明してみたいと思います。 #
by hanadalab-soturon
| 2010-06-29 02:31
| 2010年度卒論ゼミ
有本君(遠藤研)へ。
ウェルカムツーハナダケン! 他研究室の学生さんも大歓迎です。ただし特別料金ね(笑)。 有本君の考えていることは、都市における人工的な風景の自然さについて、といった感じですね。 僕の演習課題でそのアイディアを聞いて以来、面白くなる可能性大と思っています。 たとえば、樹木が地面に落とす光と影のちらちらと、都会のアスファルト道路に落ちるネットフェンスが落とす光と影のちらちらの違い:均質vs.ゆらぎ よく知らないけど光の「回折」現象の何らかの差 たとえば、スイスの山道と草原の境目と、都会の歩道と車道の境目の違い:段差・縁石・ガードレール等の有無 たとえば、風景の背景としての山並みの輪郭と、都会のビル群の輪郭線の差 そういったものを丹念に分析することで、現代的な感性の構造が引き出せるのではないか、そんなイメージですよね。 とりあえず、景観、土木、産業 といったキーワードで情報収集してみよう。 ただ、僕はこういう分野は詳しくないし、そもそも「景観」という言葉には懐疑的というか苦手なので、たまたま知っている資料しか挙げられないけど、それぞれの引用文献等をたどれば、何かヒントはあるでしょう。仮になくても、基礎的文献だから要チェック。 ●片木篤『テクノスケープ―都市基盤の技術とデザイン』(鹿島出版会) 片木さんは名古屋大学の建築の先生。 ●大阪工大の岡田昌彰さんの研究 まずは、『テクノスケープ~同化と異化の景観論』(鹿島出版会)をさらっと見てみて。 上記リストのうちの論文の多くはダウンロードできるようになっていますね。 ●青木君も駆け出しの頃、「土木」に興味を持ち、雑誌に面白い連載をしています。スタッフ全員でいろんな場所に行き観察した結果を書いています。まだ仕事が多くなかったんだね。 彼の事務所のサイトに載っている情報から拾うと以下のような文章。 こっちの方が有本君の感覚にはフィットするだろうな。 『建築技術』のバックナンバーは図書館にあると思うよ。 『建築仕上技術』はないと思うので、図書館のカウンターで相談し、所蔵機関に複写依頼を出してもらうといい。 「仕上探偵団 - 島の仕上」 (連載) 『建築技術』9310 / 建築技術 「仕上探偵団 - クレーン」 (連載) 『建築技術』9308 / 建築技術 「仕上探偵団 - 仕上探偵団の目標」 (連載) 『建築技術』9306 / 建築技術 「仕上探偵団 - 頭上に気をつけろ」 (連載) 『建築仕上技術』9302 / 工文社 「仕上探偵団 - 『力』の仕上」 (連載) 『建築仕上技術』9212 / 工文社 「仕上探偵団 - プラスティックの社会」 (連載) 『建築仕上技術』9210 / 工文社 「仕上探偵団 - 仕上とは何だろう?」 (連載) 『建築仕上技術』9208 / 工文社 ともかく、こういった資料のコピーの束をつくり、ささっと読んでいくこと。 ぼやーっと考えていても、何も前には進まない。 (花田研のみんなもね) #
by hanadalab-soturon
| 2010-06-20 23:45
| 2010年度卒論ゼミ
遠藤研究室の有本です。お邪魔します。
研究室は違うのですこの間花田先生に承諾を得たので書き込ませていただくとこになりました。 よろしくお願いします。 合同ゼミで一度話をしましたがちょっと説明させてください。 研究内容は都市の景観と自然の風景の違いを都市の自然(例えばビルの照り返しによって地面に生まれるキラキラ)と自然(樹木の葉の重なりによってできるキラキラ)によって検証するようなものです。 調査方法は空間による分析(スケール別に素材の違い、レベル差など)ともう一つか二つ検証する方法で進めたいと思っています。 場所は自然と都市の距離が比較的近い神戸•三宮エリアで行う予定です。 #
by hanadalab-soturon
| 2010-06-19 01:38
| 2010年度卒論ゼミ
ともかく、昨日書いた修論、棚岡里美/神戸芸工大大学院修士論文「パブリックヒストリーからみる場所の力についての研究ー神戸市兵庫区西出町・東出町・中央区東川崎町における活動をとおしてー」を図書館でみてみて下さい。
棚岡さんは花田研の先輩で、例の「住みコミュニケーションプロジェクト」に結実した活動の担い手のひとり。 「場所の力」を読み解く作業(のひとつ)のイメージが「具体的に」わかると思います。 イーフー・トゥアン等についての基礎知識はもちろん必要ですが、そこで示されているシンプルな「枠組み」みたいなものはとりあえず前提にしてはいけません。 まずは現場の歴史と現在を知ることです。 すべてはそこからしか始まらないし、「枠組み」もその中からしか生まれない。 「aについては住民へのヒアリングなどで調べられる」と書いていますが、これだけとってもいかに難しい作業であることか。誰にどうやって会い、何をどう尋ねるのか。何度も何度も通い、相手を知り、自分を理解してもらって初めて何かがぼそぼそと語り始められる。 過去の写真、地図、店舗分布、そういった資料は手に入るのか。神戸市史、長田区史、町づくり関係で得られている資料、そんなものの入手の段取り。そういったことを同時並行的に進めなくてはいけません。 また、村松さんや青井さんの本を手始めにして、都市空間の変容ぶりの中に歴史的・政治的・制度的力学を読み取る手法や眼力のようなものも学んでほしい。 それと、単純なことですが、(市場の内部の人、外部の人)×(過去、現在)みたいなカテゴリーの区別はきちんとすること。「経験」「個人」「集団」と漠然といっていても議論にならない。 頑張って。 #
by hanadalab-soturon
| 2010-06-18 18:23
| 2010年度卒論ゼミ
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